母体で蝶々結び

夢を見てるだけですから

学校に居たら絶対に登校するジャニーズWEST濵田崇裕先生について

.




「おー、◯◯元気にやっとるかぁ?」




・・・ 今日も撫で肩で馬面だと弄られる濵田先生に私は恋をしている。





てな感じで学校に居たら絶対不登校にもならないし、苦手な(当記事では)数学を優しく教えてくれる数学教師の濵田先生を妄想していきたいと思います。
とは言えど数学を教える濵田くんは妄想しません。

日記風なので皆様受けしないで〜〜すごめんなさい

偉大な先駆者様の方々に憧れてやらかしましたので寛大な心で見てくださると幸いです。年明け早々から気持ち悪い妄想してんな(初めて)



①校門前にて


「今日も眠そうやんな」


シャキッとせえよ?と話しかけてくれるけれど、それはいつも同じでみんなにかけている言葉と何ら変わりはありません。とは言えど低血圧の私はそんなのを気にしている暇などありませんでした。眠いから話しかけられても反応に少し戸惑ってしまうのです。それでも濵田先生は気にせずに話しかけてくれます。「◯◯、ビタミンC飲めば目ェ覚めるでー」そんな感じで。ビタミンCって、なんで。と少し笑うと「あ、笑った!目ェ覚めたやろ!」なんて少年のように笑うのですから可愛いものです。周りよりも私を気にかけてくれてる、と優越感に浸ってもいいものかと毎日不安になる登校なのでした。冬の場合はココアを奢ってくれる時があります。






②HRにて


おーはーよー、◯◯」

副担任なので、担任の先生が居ない時のみしか来ません。あれ、今日先生休みなんだ。と思っていると「今日は俺やで〜」なんて鼻歌を歌いながら教室に入ってきます。濵田先生は若いし、関西弁が皆にもウケているし、優しくて面倒見がいいから人気なのに、そんなことされてしまうと女子の目がキラキラとしていて嫌になってしまいます。醜い嫉妬を隠すこともせずに私はツンとして外を眺めました。まだHRが始まる時間帯でもないので別に何をしていても不思議ではないのですが、ふと目の前に人の気配がしたので目を向けてみるとそこには濵田先生が。「どうしたんですか?」と不安がって聞いてみると優しく「んや、◯◯がぼけーっとしとるから気付くんかなあて!」と私に笑いかけてくれました。この笑顔を見てしまうと醜い嫉妬をしている自分が酷く幼稚に見えて、でも濵田先生の笑顔には癒されて。ああ、濵田先生のこと、好きだなあって思う瞬間でもあるんです。




③4時間目・数学にて


「なしたん、わからんの?」


私は数学が苦手です。と言っても全部が苦手な訳ではなくてグラフを使った問題が本当に分からなくていつもその問題になってしまうと外を眺めるしか術はないんです。解こうとする努力をしないのが一番いけないんでしょうけれど、分からないんですから何をしても意味が無いなあなんて。分かる問題でも解き終わってしまったら外を眺めているんですけどね。お腹もすく時間帯なのであまり頭も使いたくないんです。けどこの時ばかりはなんでか解かなきゃいけない気がして、配られたプリントを教科書の公式に当てはめながら必死に解いていました。そんな私の姿が珍しかったのか生徒の間を巡回していく濵田先生は私の元で足を止めました。「珍しいこともあるんやな」と小声で声をかけられたので「解かないと一生分からないですし」と答えました。そうしたら、小さなお目目をまあるくして、これまた小さくくすりと笑われました。ああ、恥ずかしい。解かない方が良かったのかも、いつも通り外を見てたらこんな笑われなくても良かったのに。なんて地にも埋まりたい気分になりますよね。でも、濵田先生はこう言いました。「放課後残っとったら教えたるから、数学準備室おいでや」と。わわ、お誘いなんてそんな。勝手に浮かれながらも、濵田先生が数学を私のためだけに教えてくれるという事実に少し優越感を覚えたのも事実です。



④昼休み


「もっと見に来てもええんよ」


この時間帯は別に何も無いしなあ。濵田先生は生徒に混ざってバスケをしてるとかは聞くけれど、だからといって友達がいる訳でもない体育館には足は運べませんでした。仲のいいお友達の智子ちゃんとご飯を食べ終えて、智子ちゃんが「今日は体育館行こ?◯◯ちゃん」なんて言うから付いてくことになるじゃないですか。そっか智子ちゃん、藤井先生好きですもんね(※中間んち物語) 私が濵田先生に盲目なのと同じように智子ちゃんも藤井先生に盲目なんです。まあ、智子ちゃんが私の恋心を知っているかどうかと言われると、教えたことはないので多分知らないと思います。なんで?面倒だよ、なんて口では言いつつも私も内心ウキウキとして体育館の道のりを歩いていました。体育館では私たちのお目当ての二人が汗を流しながらバスケをしていて。智子ちゃんは扉を開けて大胆にも藤井先生ー!って叫んで。私はといえば濵田先生と目を合わせて会釈するくらいでした。でも濵田先生、はにかんで来るから、ドキドキしちゃう、なんて。



⑤放課後


「明日も明後日でもおいで」



「放課後残っとったら教えたるから、数学準備室おいでや」と濵田先生に言われたので、嫌いな数学なんですけど教えてもらえるならいいか、と教室で一人皆が帰るのを待っていました。がやがやと騒がしかった教室も人が減っていくことでだんだんと静かになっていきます。ああ、私も行かなくちゃ。リュックを背負って向かうのは数学準備室、またの名を数学教師のたむろ場と言われる所。今週は日が暮れるのも早いのか、オレンジ色の眩しい光が緩やかに数多の教室を彩っていきます。控えめにノックをして失礼します、と声をかけ扉を開けると静かな校内だからこそ分かるような寝息が聞こえてきました。音を立てずに進んでいくと、乱雑に積まれた教科書やプリント類の向こう側に突っ伏して眠る濵田先生の姿が見えます。そりゃそうですよ、昼休み本気になってバスケをした挙句、私たちのクラスの臨時担任をした訳ですから疲れるのも仕方ありません。寝にくかったのか時折頭を動かして寝やすい体制を整えていくんですが、一番寝やすい体制というのはこちらに顔を向けている状態なわけで。うわあ、すやすやと眠る濵田先生の顔を眺めることが出来るなんて。寝ていると顔をまじまじと眺めていられるわけですし、ここに居るのは私と寝ている濵田先生だけ。少しでいい、この時間が続くのは。私の小さな小さなお願いです。でも内心、ちょっぴりと残念な気持ちもありました。だって寝ているから数学を教えてもらえないわけですし、先生とおしゃべりしながらプリントを解いていきたいのに。明日、疲れてそうだったので帰りましたって言えばいいかな、と踵を返そうとすると、小さな唸り声をあげて濵田先生が起きました。「……あー、◯◯? すまん、寝てもうた」くぁ、と欠伸をして頭をがしがしと掻く姿に少し惚れ惚れなんて。いいんです、今度教えてください、と叫んで足早に私は逃げてしまいました。だって、寝起きの先生、格好良すぎるんだもん。







先駆者様を見習いたかったんですけど、不思議ですね私日記風になりました。こんな先生いたら不登校にもならないです、不登校じゃないですけど。バリバリ登校してますけどね。(北の大地在住なので関西弁は似非につきお許しください)